代表理事組合長 藁科 昌利
2008年4月1日に静岡県下4養鰻漁業組合が合併、「静岡うなぎ漁業協同組合」として正式に発足いたしました。
さて、静岡県内の養鰻業はかつて国内最大の生産地として不動の地位を築いてきたのですが熾烈な海外との競合等により、生産量の低下・養鰻生産者の減少を余儀なくされました。
今回の合併は生き残りをかける意味でも避けては通れない道であったといえるでしょう。
ただ、合併したことでよしとすることではなく、今後この合併を機にいかにして養鰻振興の推進を図るか、役職員が一丸となって取り組んでいくべき課題であるといえるでしょう。
特に、新漁協では合併後2加工場体制に再編し、本所で総務・加工・営業部門を管理していくと共に、池揚げされた組合員の活鰻は本所品質管理室のHPLCを駆使し、全てのロットで残留薬検査を行い、安全、安心な製品作りに努め、「静岡うなぎ漁協で加工した製品なら」といってもらえるような品質にこだわった加工事業の展開を目指していきたいと思います。
<本所>静岡うなぎ漁業協同組合
〒421-0303 静岡県榛原郡吉田町片岡743-1
TEL 0548-32-1151
FAX 0548-32-1153
大正11年 | 川尻養魚組合設立、1町4反歩の養鰻池を造成 |
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15年 | 榛原魚田組合(任意団体)を設立。組合員18名 |
昭和4年 | 榛原田購買販売利用組合を設立 |
18年 | 戦時下、全面休業状態となる |
24年 | 榛原養殖漁業協同組合を設立 |
40年 | 吉田うなぎ漁業協同組合を設立。日鰻連が設立される。 うなぎ用配合肥料の販売が始まる |
43年 | 榛原養殖、吉田うなぎ両組合共同でうなぎ加工場建設 加温ハウス池のシラス飼育始まる |
44年 | ヨーロッパからシラスウナギの輸入始まる 養鰻研究所を設置 |
45年 | 吉田うなぎ組合、鰻種苗センター及び鑑賞魚市場を建造 えら腎炎大流行、本年両組合被害合計910トン、23億円 |
47年 | 両組合合併し、丸榛吉田うなぎ漁業協同組合となる |
48年 | キューバよりシラスウナギを輸入して、種苗センターで飼育 |
50年 | ハウス池のシラス~成鰻一貫養成が普及する |
53年 | 魚籃観音建立 |
54年 | 成鰻5Pキロ1100円まで急落する。パイロット施設完成 |
56年 | 新集出荷場建造、出荷場の一本化が成る |
平成2年 | 旧本所出荷場跡地に加工場を建造 |
4年 | 研究室新築 |
5年 | 事務所、飼料倉庫を出荷場敷地内に建造、移転する |
9年 | シラスウナギ池入れ価格平均98万円 |
11年 | 成鰻相場キロ900円台まで暴落 |
15年 | 「吉田地域養鰻八十年史」発行 |
20年 | 丸榛吉田うなぎ漁業協同組合・焼津養鰻漁業協同組合・大井川養殖漁業協同組合・中遠養鰻漁業協同組合が合併し静岡うなぎ漁業協同組合となる |
22年 | シラスウナギ100年に1度の大不漁となる |
24年 | シラスウナギ3年連続の大不漁 |
26年 | ニホンウナギ絶滅危惧種に指定 |
昭和28年 | 組合員数18名にて丸鰻同業者組合を設立 |
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35年 | 組合員数17名にて焼津丸一出荷組合として再発足 |
37年 | 焼津養鰻漁業協同組合を設立登記 静岡県養鰻協会設立、加盟 |
40年 | 日本養鰻漁業協同組合連合会設立、加盟 |
45年 | 藤枝保健所より優良施設の表彰を受ける |
47年 | 静岡県水産加工業協同組合連合会加盟 |
49年 | 静岡県食品衛生協会長より優良施設表彰を受ける 日本冷凍食品認定工場となる |
52年 | 静岡県内水面漁業協同組合連合会加盟 静岡県知事より優良施設表彰を受ける |
55年 | 蒲焼パック「うなぎ一番」発売 第3回静岡県水産加工総合品評会にて 静岡県農林水産業振興会会長賞受賞 全国水産加工業協同組合連合会会長賞受賞 |
56年 | 日本食品衛生協会長より優良施設表彰を受ける |
平成2年 | 第6回静岡県水産加工品総合品評会にて水産庁長官賞 静岡県知事賞受賞 |
7年 | 厚生大臣より優良施設表彰を受ける |
9年 | 第8回静岡県水産加工品総合品評会にて水産庁長官賞受賞 |
11年 | 第9回静岡県水産加工品総合品評会にて農林水産大臣賞受賞 |
12年 | 第39回農林水産祭天皇杯受賞 |
昭和25年 | 中遠養鰻漁業協同組合設立 |
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32年 | 東海三県養鰻連合会設立加入 |
37年 | 静岡県養鰻協会設立加入 |
38年 | 中遠養鰻うなぎ加工場開設 |
40年 | 日本養鰻漁業協同組合連合会設立加入 |
41年 | (株)ニチレイ取引内容を本社に一本化 |
42年 | 国内初、近代化うなぎ加工場としてライン化 第1回、うなぎ蒲焼センター開設 |
52年 | 静岡県内水面漁業協同組合連合会加入 |
54年 | 社団法人 日本冷凍食品協会「正会員」として加入 |
55年 | 第2期、近代化うなぎ加工場、蒲焼センター開設 |
58年 | 第1工場、第2工場を統一(現在の加工工場となる) (活鰻原料1000トン加工工場となる) |
平成15年 | 静岡県ミニHACCP認定加工場となる |
セールスポイント | 県内外で生産・製造される同種の農林水産物と、あきらかに違う機能や特徴、独自性などの価値を備えた商品 静岡県ならではの特徴を備えていることが望ましい。 |
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流通・販売戦略 | 申請商品の販売方針や流通管理などが整っていること。 |
安全 | 県産品の生産・製造工程の管理や緊急時のお客様とのコミュニケーション体制が整備されていること。 しずおか農林水産物承認制度、JGAP、T-GAP、HACCP、ISOを取得していることが望ましい。 |
品質 | 安定した品質の商品を販売する為に生産・製造・流通・販売において卓越した取り組みや技術的裏づけがあること。 |
評価 | 一定規模以上の販売実績があること。 一定の支持を得ていること。 |
認定番号:第123010号
認定年月日:平成24年10月31日
養殖環境の管理 | 飼養水・飼育水の水質の確認 へい死魚、養殖残渣等の処理、養殖廃棄物の適正な処分 |
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適正な種苗の使用 | 産地等が明確な種苗の使用 |
飼養管理 | 適切な飼育密度、給餌量、トレーサビリティに対応できる飼育 飼料の安全性等の確保、疾病対策の整備 水産用医薬品の適正な使用と保管 |
生産履歴の記録と管理 | 生産履歴の記録、点検および保管 |
医薬品残留検査の実施 | 計画的な残留検査の実施 |
集荷・活鰻出荷の適正管理 | 衛生的な集出荷作業の実施、集出荷環境の衛生確保 適正な活鰻品質管理 |
認証番号:第12301003号
認証年月日:平成24年12月11日